「川相昌弘のバント」と彼に関する大きな誤解

川相昌弘は、2003年の私の誕生日に送りバントで世界記録を出したらしい。その前に、2003年まで彼が野球をしていたとは知りませんでした。

彼のことを思い出すきっかけになったのは、基本的なフォアハンドボレーができない初心者の女性に

「川相のバントだよ!」

とアドバイスする男性の声を聞いた時でした。
言った本人以外は、即座にきょとん。

「河合?河合塾の?バント?あ〜、巨人のね」
「川相知らないの!?」
「知ってるけど、さすがに古くない?子どもの時、すでにおじいちゃんだったよ」

コートの反対側から、図々しく私が言います。野球にまったく詳しくない私が思い出せたのは、川相昌弘の顔だけ。その顔と彼がバントをしている姿は即座にリンクしてくれませんでした。“川相といえば”なバントがテニスのボレーのコツにどうつながるのか、やっとわかったのは再びその子がボレーをミスった時。

彼女がボレーをしやすいように、高くも低くもないフォアのいい位置に、適度なスピードがあるボールを打ってあげたのに(恩着せがましい)、手先だけで降るからフレームにかすって彼女の足元に落ちたんですね。で、わかりました。

脚で合わせて押し出す、って言いたかったのね。

でもね、たぶん彼女は私より歳下。たぶん川相知らない。ついでに、スポーツ万能な私は言って差し上げました。

「私さ、人生でバントしたこと一度もないよ」
「え!なんで?なんでないの?リトルリーグでやったよ」
「リトルリーグってさ、別名は少年野球だったよね。ソフトボール経験者もいないでしょ、ここ」

で、川相のバントの映像を観ようと思っていたのです。さらに今は何をしているのかと、ウィキペディアも覗きました。すると、彼のバントの技術についてこんな記述がありました。

技術面では、目とバットの距離を変えないようにする(手先ではなく膝でバットをボールに合わせて、目とバットの距離を一定に保つ)ことが重要なポイント

おお!確かに!似ている!

手先ではなく膝でバットをボールに合わせて、

=手だけ動かして当てようとせず、まずは脚で動いてボールのところへ
=ラケット面を作ったら手首は固定
=踏み込んで膝をしずめてスライス回転&送り出し

目とバットの距離を一定に保つ

=大きなテイクバックもスイングもしない

野球のバントって、回転の向きとか回転数とか変えられるんでしょうか?もしできても、何か意味があるのでしょうか?野球はわかりませんし、ボレーはサイドも高さも回転もいろいろあるので同じとは言えません。だけど、彼女ができないボレーは、確かに川相のバントを思い浮かべればクリアできるものでした。なるほどー。

ついでにウィキペディアで驚きました。

the-best-sacrifice-bunt-hitter-and-volley-of-tennis

岡山って区があるんですか?政令指定都市なんですか?

じゃなくて、51歳!

1961年生まれって!子どもの頃に見た川相はいくつだったのでしょう?だって、すでに立派なおじさんでしたよ。それと、中日に行っていたことも知りませんでした。彼はてっきり巨人で現役を終えたものとばかり。

最後はフェデラーの華麗なボレー。これはもう究極の形であって、川相のバントは初めの一歩を踏み出すくらい。美しすぎて、何度見ても飽きることがありません。

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s