The Secret Life of Walter Mitty

邦題の『Life!』とここまでタイトルが違うとは想定外でした。

自分の仕事は地味だけど、大切な工程で誇りだってもってる。だけど、歴史的な瞬間を切り取った写真をたくさん扱ってきたにもかかわらず、自分の目で見たことは一度もない。一度は自分で見てみたら?そんな感じに流れると思っていたのに、全然違いました。映画や他いろいろなエンターテインメントは何も知らずに観た方がずっといいですね。

ベン・スティラーが監督する映画が好きです。ドリュー・バリモアと並んで俳優として、監督またはプロデューサーとして自分の役割をわかっているからです。ベンの場合、スターとしての地位を確立して以降は基本的に平凡な中年男性役を自分にあてがっていますね。

Ben-Stiller-with-a-chin-in-The-Secret-Life-of-Walter-Mitty
ただし、昔の出演作でしていたように、自分をイケメン役にすることも忘れてません。ほんの一瞬でもです。この南極だかの探検家なんて誰かわかりませんでした。ベンは数少ない才能あふれる俳優ですが、観る人はなぜか映画の中の彼を凡人の自分に重ねることができるのです。

benstiller
ショーン・ペンがかっこよかった!彼の役は、メジャー誌のスターなドキュメンタリーカメラマン。はまりすぎていて笑えるほどでした。

そうそう。Arcade Fireの名曲『Wake Up』が使われていることも話題にされたようですね。ウォルターが意を決してグリーンランドへ旅立つシーンです。私も大好きな曲だし、目覚めを表現するために使いたくなるのはわかるんだけど、あれだけの画力とテキストの出し方のセンスがあったら、曲はオリジナルまたは無音で良かったと思います。他人が作った音楽が邪魔に感じるほど、訴えるものがある画面だったので。

waltermitty1
waltermitty
昔取った杵柄で、誰もいないグリーンランドの道をスケボーで疾走するシーン。よかったな~。体は意外と覚えているものだし、人間は自分がしたかったことや昔の趣味を簡単に忘れるものだなと思いました。

最終号に載せる写真を受け取るために、世界を旅するカメラマンを追って平凡な写真部の担当が冒険に出る。この映画はその“写真”にまつわるエピソードもとても素敵でした。

「なんだよ、財布の中に入れたのに見なかったのか。残念だな。俺の最高傑作なのに」

そう、ショーン・ペンが言った写真。これまでLIFE誌の表紙を何度と飾ってきた、息を飲む写真を撮る人が最高だと自慢したのは、社内で真面目に誠実に仕事をするウォルターの姿だったんですね。

『LIFE』誌で働いていたら、多くの人の注目は花形であるショーンに集まるのでしょう。だけど、誰も評価してくれなくても、きっとどこかで誰かが観ていてくれているもの。ショーンの素晴らしい写真だって、ウォルターの手を通らなければただのネガです。そんな人と人との関わりもおもしろかった。婚活サイト会社のお客様サポートの人とか、途中でガイドを投げ出すヒマラヤの人とか、旅の途中で出会った人々も強烈に印象に残っています。

The-Secret-Life-of-Walter-Mitty-Movie-Ben-Stiller-HD-Wallpaper
空想に留まらず自分の目で見てみようと思うことと普通の平凡な生活の素晴らしさを、改めて教えてもらいました。安全に旅をして、人と出会える世界が続くといいなと思います。

—-
This film was really impressive for me. Now I hope everyone can go everywhere to see the world and behind the walls, know each other.

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s