In my head radio: volume 14 Frightened Rabbit ‘The Winter of Mixed Drinks’

February 2014

2010年3月リリースと古いアルバムで申し訳ないのですが、記しておかないと新作をメモできない気がして仕方がありません。スコットランドのバンド、フライトゥンド・ラビットのサードアルバムです。このバンドも例にもれず、ルックスがかわいくないからか、日本ではさっぱり…な印象。面見る前に音を聴けですよ、本当に。パフォーマンスの評判も良いので、とても残念です。「ザ ウィンター オブ ミックスド ドリンク」というタイトルから、なんとなく冬や雪景色を頭に浮かべながら聴いていたのですが、蕾が膨らみつつある今のような季節に聴くのがなかなか合うことに気づきました。何よりも、最近珍しい捨て曲なし!いつ、何度聞いても飽きることがありません。

超秀作なのにもったいないので、1曲目から順に良いビデオを集めてみました。

Things

子供の頃に読んだ童話か何かに、春の訪れを告げるラッパのようなものを描いた話があった気がします。その音によって、冬眠していた動物達が目を覚まし、巣穴から出てくるみたいなシーン。この曲にはそのラッパのような雰囲気があると私は思います。

Swim until You Can’t See Land

ボーカルは、スコットランド出身のスコットさんという方。声質も表現力もすごく優れているなと思います。スノウ・パトロールのライトボディと同じく吟遊詩人タイプ。彼が都会的な方向にアップグレードしたのに比べて、スコットさんは牧歌的。緑が似合います。

The Loneliness and The Scream

少ししわがれ、少し舌足らずなボーカルが時たま裏返る、ちょっとキーが高めの曲。語れるボーカルで淡々と始まり、長ーい間奏で盛り上げる。コーラスが入ってからの高揚感が素晴らしく、ライブとかで私もその一部になりたいと思いました。

The Wrestle

ウェブスター
私の中で一番オススメの曲。イントロからアップテンポの明るいメロディに、単純にワクワクしてしまいます。ですが、歌詞は14世紀のイングランドの詩人、ジェフリー・チョーサーの『カンタベリー物語』のように美しく流れるよう。ただし、聴いて思い浮かべるのは、野生の熊やティーンのヴァンパイアドラマの格闘シーンです。そんなでも不思議とどんどん好きになります。

Skip The Youth

シューゲイズバンドがよくやるタイプの無駄に長い(失礼)イントロで始まるものの、それをスパッと止めて、ボーカルとギターだけのシンプル編成へ。そして、ゴージャスなコーラスをプラスという憎々しい自在っぷり。コーラス隊もかなり味がありますよね。間奏でも見せる男といえば、ジョン・メイヤー。バンドはうれしくないかもしれませんが、彼に匹敵するものがあると思います。

Nothing Like You

いきなり、ストレートなポップス。リバティーンズでも始まったのかと思いました。こういう明るさというか、とぼけた感じをもっているのもまた、このバンドの魅力なんだなと思います。

Man/Bag of Sand

gSwim Until You Can’t See Landのアコースティック版をインターミッション的に入れています。なので画像はなし。風呂場録音的なザラついた感じがまた深い。だから「面見る前に音を聴け」なんですよ。

Footshooter

このアルバムで一番多く聴いた曲。アルバムの中ではトーンは暗め。その閉塞感と重厚感がくせになります。このアコースティックギター1本版だと、その感じがわからないな…。無駄にカメラだけは台数あるのが意味不明。フルセットでこのシチュエーションならおもしろそうだけど。ボーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラムとごく普通の編成であるにも関わらず、どのバンドにも期待すらしない最終形をさらっと見せる方々です。

Not Miserable

静かな曲です。だけど、アクセントで入っているギター音を筆頭に「アッ、アアー」のコーラスとか、「こんなの聞いたことがない」という要素が詰まっています。キーボードだろうけど、ピアノの音もよく響いています。淡々と、でもドラマティック。

Living in Colour

そして、急にアップテンポへ。UKのバンドが得意な讃歌テイストです。ライブのラストに演奏されそうな締めくくり感もあり、始まり感もある。映画のエンドロールに使うのもいいかもしれません。こんな風にいろいろと想像させるというだけでも、最近あまりないバンド。クラフトマン魂を感じます。

Yes, I Would

本編最後おの曲。人力による音のレイヤーが丁寧に重なっている様が美しい曲。このバンドは教会で演奏しても、眉をひそめられることはないでしょう。語られる感じ、物語が進むような感覚が好きです。

Fun Stuff (bonus track)

Learned Your Name (bonus track)

ここからはボーナストラックだなんて、タイトルの後ろにある()をチェックしなければ気づかない。そんなクオリティです。どうやら、ファンによくカバーされる曲のようです。

スコットランドは日本のように自然が豊かなんだろうなと思います。このアルバムからは太陽の日差しや土、雨、木々、そうしたものの香りが漂ってくる。これは私の“これを持って旅に出たい”アルバムの2枚目。早く旅に出たいな~と毎日思っています。

廃盤が近いかも?
ボーナスなしの洋盤 Winter of Mixed Drinks (¥1,836)
ボーナスありの日本盤 The Winter of Mixed Drinks (¥2,126)
私はたぶん下を買ったようですが、歌詞カード等は入っていないっぽいです。

—–
This is one of my favorite albums! So I made a video list for all songs in the album.

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