Smash Season 2

最終回は、’Under Pressure’のカバーでスタート。クィーン x デヴィッド・ボウイの好きな曲です。これ、初回のアギレラカバー以来の良さかも。何と言っても、ミュージカルパフォーマー以外、監督のデレクやプロデューサーのアイリーン、脚本家のジュリアまで歌わされてましたから。ここのベストはやっぱりジミーですね。フレディのシャウトやハイキーパートの表現が秀逸。トニー賞ノミニーとして競争相手になった『ボムシェル』チームと『ヒット・リスト』チームの不安と期待が詰まっているくせに静かな曲なもので、ドキドキが増しました。

シーズン2は、新キャラと新作品チームの勝利でしょう。ブロードウェイきってのヒットメーカー、デレクや王道を射止めつつある新進女優のカレンが、オフ・ブロードウェイにこれだという道を見い出す。ドロドロでありきたりの『ボムシェル』より、若くてフレッシュな『ヒット・リスト』が良かったと思います。前にもメモしましたが、曲もこちらの方がよい。

だからこそ、カイルがいなくなった時はがっかりしましたね。最近生まれた最もチャーミングなキャラクターの1人なのに、随分簡単に殺すわねと。だけど、これは仕方がないですね。『ヒット・リスト』がインスパイアされているんだろうなと思われる『レント』が、こういう作品でしたもんね。実際、カレン達の会話にもよく出てきました。この超有名作のクリエーターは、確か初公演日に亡くなってしまったんですよね。

で、「ブロードウェイ。今、僕はここにいる」なのです。

前にメモした曲リストの続きをいってみましょう。

If I Were A Boy

8話目で出たビヨンセのカバー。カレンが『ヒット・リスト』に出演すると決めたおかげでアンサンブルに戻ったアナが、デレクに一発かまします。ジミーを好きなのにタジタジしているカレンに、欲しいものは勇気を出して手に入れろと見本を見せたんですね。無名の自分が実力者のデレクにけしかけるなんて、ヘタすればアンサンブルすら失います。怖いから、お酒をがぶっと飲んで、『コヨーテ・アグリー』よろしくカウンターに飛び乗る。すごくいいシーンだったと今、今思い返しています。

Reach for Me

ディーバというメインロールの1つを手にしたアナの初めての大舞台。このシーンとこの曲は、結局この1回しか出てきませんでした。資金調達目的のパーティでしたよね。初めは少女趣味っぽく始まって、Pinkかと見紛う宙づりパフォーマンスに発展。アナのはっきりとした顔立ちが映えるメイクも素敵でした。背が高ければもっと素敵なのにと思ってはいたものの、彼女の方が後で出てくるデイジーよりはずっと気持ちがいいのは確かです。

残念ながら、私はライザ・ミネリがゲスト出演した第10話を見逃したようです。正月でしょうか?この辺りの変則スケジュールのせいで、『アンダー・ザ・ドーム』の最終回2話も見られていません。なぜか連ドラ予約で引っかからなかったのです。悔しい!この回にはヴァーヴがあったようです。しかもキャプチャも見つからない。ああー。

Last Goodbye

運命の13話にいきましょう。いくら支えてもアダムとの悪縁(と言っても兄弟なんだけど)を切れないジミーに対し心を決めたカイルが、ジミーの荷物をアダムの家の小口に置いて去るシーン。まさかカイルのソロが再びあるとは!と喜んだら突っ込んでくる車のライト。ジェフ・バックリーの、しかもこの曲を歌った後だなんて、心に杭を打たれるようです。なのにキャプチャがない。

エピソード14の冒頭。カイルが亡くなったと視聴者に知らせる前に、’High and Dry’でみんなの空虚感を表現されてしまいました。名曲なのはわかるけど、みんなRadioheadに頼りすぎだなぁ。キャプチャは見つからず。

Pretender

これも『ヒット・リスト』のオリジナルですね。印象が薄い曲です。この中に紛れている赤毛が、デレクを訴えたカス女優です。見るからに幸薄そう。

I’m Not Sorry

「またなの、デレク」と誰もががっかりしましたね。安っぽいデイジーがアナの代役として出演することになってから披露された曲です。バックダンサーズを除いて、かっこ悪い振り付けに群舞。学芸会ダンス全盛のポップ人たちを、本気で踊れる人たちがバカにしてるんだろうなと。カレン役のキャサリンはアメアイ出身ではあるんだけど、こういうポップが似合わないと思いました。

他にも’Don’t Dream It’s Over’とか好きな曲のカバーはたくさんあったけど、『ヒット・リスト』の名曲に霞んでしまいました。オリジナルが本当に良曲ばかり。シーズン2のサントラはアメリカのiTunesで売られているだけっぽいのですが、さっさとCDにすればいいのにと思いますね。欲しい人はいっぱい。私もシーズン1はいらないけど(出てます)、シーズン2は欲しい。日本限定盤は得意技のはずなんですけどね。何やってるんでしょうね。

最終回は、ほとんどトニー賞授賞式を舞台に繰り広げられました。印象的だったシーンもほとんどそこにあります。例外のひとつは、欠席する予定のジミーがジュリアに「もしカイルが受賞したら、代わりに受け取って」と頼みに行った時。「どんなことがあっても、現実に向き合いなさい」と言われていました。ジュリア素敵。そしてジミー。これだけ有能な人達に、才能をここで終わらすなと言われるのってどんな気分なのかしら?

アナにカイル分のチケットをあげたジミー。
カイルの受賞を聞いて、泣き出すジミー。
立ち上がり、抱き合って喜ぶジミー、アナ、カレン。
自分は落ちたのに、ホッとするジュリア。
そして、若者達の話をしていて、自分達の受賞に気づかなかったジュリアとトム。


さすがのデブラ・メッシング。授賞式のドレスアップなんて朝飯前です。

デレクも吹っ切れたのか、姑息なデイジーを大舞台から引きずり下ろしました。そして、元々の『ヒット・リスト』キャストによるアカペラ、ストンプスタイルの’Broadway, Here I Come’。無名の俳優と無名の作家による新作がブロードウェイにある。招待されていないキャスト達なんて、みんな普段着。これがスタートで、制作の本質。それを思い出させてくれました。リー・コンロイ、アイヴィー、アイリーンまでも感動していましたね。そのアイリーン。そのままマリリンをやっていれば自分の物だったかもしれないトニーを眺めてがっかりするカレンに、「いつか、あなたの時が来る」と優しい声をかけていました。残念だろうな、カレン。

作品を通して一番好きなのは、ジェニファー・ハドソンの新曲にジミーとカイルの曲が使われた時。あと、トニーのノミネート発表を観ているキャスト。何度も受賞しているジュリアにトム、反抗的なジミーまでも気にするなんて、どれだけ影響力が強いのかと。きゃはっと喜ぶカレン、もはや自分よりカイルのノミネートにほっとするジュリアが素敵でした。

残念ながら、シーズン3への更新はなかった本作。早い段階で決まっていたんでしょうね。「ショウはこれで終わり」って。次があることを見込んで、ぼんやりしたラストを作られるより私は好きです。キャストみんなに次がある。ジミーは名作曲家になるかな?カレンは大スターになるかな?アイリーンとニックは?アイヴィーとデレクにはかわいい赤ちゃんが産まれるのね…と、視聴者それぞれの心の中でいろいろに物語が広がっていくのがとてもいいと思うのです。

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I just finished all episode of Smash Season 2. Love the show and the song ‘Broadway, Here I Come’!

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