John Mayer ‘Paradise Valley’


己に対する反省をきっかけに、前作『Born and Raised』で母国礼参の旅に出掛けたジョン・メイヤー様。まだ、旅の途中でいらっしゃるようです。早く立ち直れ、ポップスとブルースに戻れと思い続けること5年以上でしょうか? iTunesでは未だRockにカテゴライズされていますが、きっとアルバム1枚を聴いたことがない方の仕業でしょう。ほとんどがカントリーです。ロックテイストも取り入れたディクシー・チックスや、今や普通のポップシンガーなテイラー・スウィフトと違って、教科書に載っているようなカントリー。私はすごく苦手です。

静か、暗い、カントリー。3拍子が見事なコンビネーションでアルバム内に存在しています。長年のファンであれば’Wildfire’で「やっぱり、その路線で来たか」と思うでしょう。落胆に近い気持ちです。’Dear Marie’の「おーお おーお」は一緒に歌ってしまいそうですが、カントリーです。’Watin’ On The Day’は嫌いじゃない。だけど暗い。暗い時間を長く過ごしすぎて、それが彼にとって普通になってしまったのかもしれません。『Born and Raised』以前のアルバムにあった皮肉や挑戦心、冒険を求めた旅心みたいな雰囲気はなくなっています。そんなことをするより、流れに身を任せよう。そんな新しいライフスタイルを楽しんでいるように思います。

一番のお気に入りは’Paper Doll’。丁寧なメロディラインと歌声がヤミツキになりました。というより、数少ない共感できる曲=カントリー以外なのかもしれません。私でも弾ける!と言いたくなるのですが、私にはたったこれだけの音で人を釘付けにはできません。この人は度々ギャグで超絶技巧やレジェンド達のマネをして客を沸かせますが、楽曲自体はとてもシンプル。それで人は魅入ってしまうんだからすごいなといつも思います。
反対に期待を裏切らないダメさも露呈してくれました。学習しない男です。ケイティ・ペリーとの曲、’Who We Love’。ガールフレンドと一緒の曲を作って、大恥をかいたのに懲りずにまたやりました。「今度こそは特別と思ってるからじゃない?」と友は言いましたが、彼って比較的いつでもそんな人。凡人社会での勘が働かないのだと思います。

‘On the Way Home’での終わりは気に入りました。例にもれずこれもカントリーソングですが、遊び心に溢れたメロディベースが良い。間奏で別世界に連れて行ってもらえます。涼しい空気で満ちていて、アメリカをドライブしたくなります。そろそろ本当にしたいです。

とにかく、春のライブが楽しみで仕方ありません。絶賛できないアルバムを出されても、ライブでは悔しいくらいにカントリーをジョン・メイヤーに昇華するのがメイヤー様。アメリカのライブ会場みたいに、自分版のジャケ写を作れるハリボテを持って来て欲しいです。休暇死守!

Paradise Valley 1,628yen
パラダイス・バレー 2,185yen
ジョンでも私は日本盤買わないんですね~。誰が解説書いてんだろ。

—–
John Mayer’s new album is not my kind. It’s almost a country album. His dark days was too long and that changed him, I presume. Anyway, I got a chance to see him in spring. Just can’t wait!

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