Chuck finished all episodes in Japan


Mac G がディレクターを務めた1話で大爆笑してから、あっという間の4年でした。信号待ち中に乗っている車のドアが取れてシートだけになってしまうシーン。今思い出しても吹き出します。いやいや、何度も言っていますが、アメリカドラマの第1話の面白さは偽物です。製作総指揮の大御所とか有名ディレクター/プロデューサーを投入し、全力でプレミア時の視聴者数を稼ぐ。で、2話以降は普通で引っ張って、気づけばシーズンラストみたいなのがお決まりのパターンでもあります。だけど、この作品はシーズン5までスムーズに見てしまいました。

ヤマダ電気みたいな家電量販店(たぶん)にいるITチームのインドア系冴えない男が、大学時代の友達で裏切り者のイケメンの策略で頭に国家機密をダウンロードしてしまったことから、世界の悪人や悪に関連する物を見るだけで自動的に極秘事項が浮かぶようになる、という現実に存在していそうな技術を取り巻く話です。そんな生きる国家機密=インドア系の護衛任務に就いたブロンド美女CIAとマッチョなエリートNSAに挟まれながら、掃き溜め感溢れる家電量販店で働き続け、度々自動的によみがえる頭に入った情報を活かして、CIAの協力を開始。スパイ活動する内に、スタンフォードの優秀な学生だったインドア系を退学に追い込み、おまけに彼女まで奪ったイケメンが、実は彼を助けていたこと。頭の中に入ったシステムを開発した天才は父だったこと。幼い頃に彼を置いて家を出た母もCIAだったことなどが徐々に明らかに。一方のインドア系もシリーズが進む間に、システムのアップデートによって国家機密のキーワードを聞くだけでも情報が浮かぶようになったり、プログラムされた戦闘スキルを瞬時に引き出せるようになったり(この画面がダサい)と進化を遂げます。「I know Kang Fu」は有名な台詞。

で、このインドア系の名前がチャック。まず面白いのは、SFを中心にした映画やドラマの知識があると吹き出せる場面が多いことです。『スタートレック』ファンはまずいですね。序盤でチャックとイケメンが生死をかけたシーンを演じるのですが、敵に気づかれまいとなんとクリンゴン語で会話をするのです。オタクの間では、英会話を習うごとく勉強するとも聞く言語。そんなバカな…と爆笑できます。それから、チャックと彼の幼馴染は筋金入りの『スターウォーズ』ファンで、こちらを引用した話やエピソードも満載。チャックのパパは『スタートレック』でアーチャー船長だったスコット・バクラで、スパイのママはターミネーターでサラ・コナーだったリンダ・ハミルトン。そして、彼女が壊滅させようと長期間潜入捜査していた犯罪組織のドンが4代目ジェームズ・ボンドだったティモシー・ダルトン(←これ、ナイスキャスティング)。一時期スパイとスーパーイケメンの『スーパーマン・リターンズ』のブランドン・ラウスも出てきて、その完璧すぎる顔と体を見せびらかします。そして、そもそも論で名が上がるイケメンの裏切り者役は、なんとマット・ボマーなんですね。チャックの冴えなさを引き立てる端正な顔立ち。さらに、結果的にこのイケメンから奪って恋人になるCIA美女の元メンター役で、『ホワイトカラー』のティム・ディケイがゲスト出演します。『チャック』でマットとティムが絡むことはありませんが、ニヤリとしちゃいますね。しかもティムの方はかなり道理を忘れたタイプですから必見です。最終章では、オタクならではのマトリックス嬢、キャリー・アン・モスがまたしても強い女スパイ役で出てきて美しかったなぁ。こんな感じで見所は満載なのです。

このドラマのもう1つの面白さは、圧倒的なインディ音楽使用にあります。カリフォルニアのバーバンクを舞台にしてはいますが、ロサンゼルスと聞いて勘違いするようなパーティソングやハードロック、シアトルから降りてきたようなガレージロックは極少です。徹底的に組み込まれているのは、ナヨ系インディロック。日本で流行るはずがない不細工バンドがわんさかいますね。Band of Horsesが泣きのシーンをかっさらうことが多かったな。’No one’s gonna love you’は忘れられません。Bon Iverの良さはぶっちゃけ『チャック』で教えてもらった気がするし、The Nationalもこのドラマにぴったりです。こうした抒情的なバンドの音楽がドラマの格を上げていたと言えると思います。何気にIggy Popも多かったですね。Death Cab for Cutieがウェディングシーンで流れた時、リアル社会ではベン離婚発表が出されていて苦々しかったというどうでもいい思い出もあります。素晴らしい!と思うとM83だったり、Beirutだったり。ナヨナヨ感にブレがなく、観る側の期待を裏切りませんでした。Sportifyにはドラマのプレイリストがわんさかありますね。だけど、ここに来てくれている方々たちは、既に持っているバンドばかりだと思うので、どこかでこのドラマとクロスする時が来たらニヤッとしてあげてください。

あっ、後ラスト方面の東海道新幹線の回。あれはひどかった~。当然オールセットなんだけど、未だにあんな日本感をお持ちだとは知的レベルを疑います。その前に彼らには異文化を理解しようなんて心はこれっぽっちもないんだなということを実感しました。最終回はさよならがたくさん。だけど、ラストまではぐいぐい感動させてくれました。

はー、久しぶりにずっと観ていたのドラマが1つ終わりました。でも、よく考えたら、最後にチャックは粗悪品のインターセクトを頭に入れっぱなし。この後どうするんでしょうね。

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The Comedy series Chuck just finished all episodes in Japan. Idon’t belive It took 4 years. It was a fun spy story and had lot of great indie music. Band of Horses, Frightened Rabbit, The National and so on. Actually I found how great Bon Iver’s song is from this drama. Thank you, our beloved geek Chuck and co! I’m wondering how Chuck will remove the intersect from his head.

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