Muse at Saitama Super Arena

「金曜は東京にいませんので、電話をされても急な対応はできません」
と有休を取った金曜日。決して噓はついていません。枚数制限があったので、心優しい私は超多忙の友人たちに土曜を譲り、自分は金曜にすることにしたのです。有休の処理方法に試行錯誤をしているのでいいのです。フジのグリーンとかでなく、単独を観たいと思っていたミューズに行ってきました。なぜか知りませんが埼玉は寒い。

‘Madness’がその辺でたくさん流れていた頃、まさかこの調子で全曲いかれるとドムがとってもヒマそうなアルバムになってしまうと心配したものです。しかも「ドムが歌う曲もあるんだ!」というガセネタも掴まされていたので、正直勘弁してくれと思っていました。ドラムボーカルは見ているこっちが苦しいからです。

前座もいたため客足が非常に遅く、遠征なのかカラカラ荷物を引っ張る人がとても多かった金曜日。ミューズの30分前くらいから、仕事を終えた大人ファンたちが続々やってきて、売った席は埋まったという感じ。正面後方スタンドに人を入れていないのが不思議でした。あと、マシュー&クリスが単品で立つ両サイド横の見切れ席。マシューがワーっとやっても一番近い場所には人がおらず、両人完全に“ぼっち弾き”をしておりました。

1分前くらいに、花道からPA席へとすーっとご来場する鉄拳さんが。近くで見るとご年配であることがよくわかりました。「どうも、すんません」と腰が低い感じが好印象。その直後、19時開始で終演が20時40分くらいという長めのセット。その理由はその場にいればわかります。無駄に分厚い’The 2nd Law: Unsustainable’で始まって、序盤は’The 2nd Law’からの曲を多めに放出。’Supermassive’ ‘Cydonia’と続けて、客を目一杯ジャンプさせた後、気づけばステージにはシルバーか白かという感じにメタリックに光るKAWAI製のグランドピアノが滑り込まされておりました。ここが今回最初の驚きポイント。マシューは変態的なギター小僧ですけど、私個人的にはピアノを弾いている方が好きです。シンプルに美しい。’Explorers’は変な曲だし、’Exogenesis: Symphony, Part 3: Redemption’のしみったれた感はいまいち私の心には響きませんが、ここ3曲の流れは最高にうっとり時間でした。

そして、’Time Is Running Out’。今回、破壊力が一番だったのはこれです。いつまでも古い曲で客を沸かせてはダメだと思っていながらも、やっぱりいいわと感激。新参者も増えている(であろう)中でも、ファン、特に男ファンの合唱で会場がいっぱいになりました。黄色い声援も男が多かった。

で、’Liquid State’なんですよ。クリスの歌なんですよ。仲良しと思っていた3人組にも一悶着あったんだろうなと勝手に想像しています。注目を集めすぎるフロントマンへの嫉妬があるのでしょう。でなければ、リプレイスが効かないマシューというボーカル相手に自分の曲なんか持ち込みません。しかも、曲がフーファイターズもどきなんです。誰が聴いても、やたらと演奏がうまいフーファイを目指したバンド、の曲だと思うはずです。簡単に言うと、たいしたことない。仲良しだから許せたんでしょうね。勝手な妄想です。この後、’Madness’でいつもの演歌調に戻ってホッ。最初はなしだと思ったこの曲は、気づけば昨年はたくさん聴いていました。眼鏡は変だけど、自己陶酔するマシューが良い曲。この後、花道に降りて走ってするマシューと初めて同じ階層に滞在してみましたけど、彼が想像していたより遥かに小さいことを知りました。自分よりはもちろん、敬愛するケリー・ジョーンズより小さい。びっくりでした。’Stockholm’で本編が終わる時は、頭上のピラミッドがステージまで降りて、メンバーをすっぽり覆う形に。舞台のように練られた構成に感心しました。

アンコールに入って、そのピラミッドが再び上がって、中には赤い全身タイツのドム。中で着替えたのかしら?クリスと同じように、注目を集めすぎるフロントマンへの嫉妬で始めたとしか考えられない、こっ恥ずかしい衣裳です。着替えているところ、畳んでいるところ、後ろ姿を想像すると悲しいのです。アンコールにはのりのりの3曲。レザージャケット姿で拳の突き上げるマシューが、歴代最低ライブに入る30 seconds to marsのジャレッドに見えたことが気になりましたが、忘れることにしましょう。持ち場を離れ、ギターもピアノも弾かずに手持ちマイクで歌うことが多くなっていますが、見なかったことにしましょう。最後は’Survival’。ここに来るまで、この曲の存在をすっかり忘れていました。この時点で、そのくらいのお腹いっぱい感。芝居じみた、ある意味古くさいミューズの集大成のような曲に感じています。ステージには煙がどかんと上がって、終演。あれだけ豪華なセットをもってツアーをして、短時間では終わりにできないでしょう。だから長時間。終わって思ったことは、テキサスのちっさいステージで観た、ピアノなしのミューズは今となってはレアだということ。しみじみしました。

私はマシューにはまったくときめかず、ドムが好きです。それでも何だかんだ言って、いつもマシューに目がいきがち…。今回、本気でドムのドラム姿を見たところ、彼もまた左利きだなと思いました。変わらずキュートです。
2013年一本目として素晴らしいライブ。今年はとてもいい音楽年になりそうです。が、特にサマソニに行く予定はありません。それとこれとは話が別なのです。

—Setlistは拾い物
The 2nd Law: Unsustainable
Supremacy
Map of the Problematique
Panic Station
Resistance
Supermassive Black Hole
Animals
Knights of Cydonia
Monty Jam
Explorers
Exogenesis: Symphony, Part 3: Redemption
Time Is Running Out
Liquid State
Madness
Follow Me
Undisclosed Desires
Plug In Baby
Stockholm Syndrome
(encore)
The 2nd Law: Isolated System
Uprising
Starlight
Survival

—–
My first gig of 2013 was Muse! They are massive now even in the Far East!

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