Fuji Rock 2012 Wrap-up: Day 3

毎年3日目の朝になると、まだ1日残っているにも関わらず、とてもさみしくなるのは私だけでしょうか。あっという間に最終日。楽しい時間はなんでこんなに早く過ぎてしまうのでしょうか。笑えることに、この日も抜群に晴れています。本当の本当に全日程晴れで終わるつもりでしょうか。私はこの日は朝から予定があったので、1人で先に会場に向かいました。

11:30 Japandroids
日本の外では申し訳ない程度のステージが付いただけの、ライブハウスとは呼べないようなラウンジが立派に“ハコ”にカテゴライズされています。なので、きちんとしたステージと音響で観るのはぶっちゃけ私も初めてでした。素朴なカナダ人duo、立派になりました。ドラム&ギターの構成ですが、ブラックキーズのような玄人タイプではないし、ホワイトストライプスのようにファッショナブルでも唯一無二でもありません。どこから見ても普通の男子という点においては、正統派の西海岸ガレージロックです。ギターの音が小さかったし、最後の方はブライアン(G)は声が出ていませんでした。重きを置くのは、バランスよりも勢いと熱。そんな状態でも十分にアンセムになりうる美メロとちょっぴり切ないユース・カルチャー的な歌詞が光っていました。そこがこのバンドの魅力です。歓声の具合から、今回観ていた方々の多くは2ndをよく聴いているのかなという印象を受けました。セットリストの配分は半々くらいだったと思うけど、やはり金字塔は1枚目。’Young Hearts Spark Fire’と’Wet Hair’が素晴らしく切ない。2枚目はその拡張です。ぜひ’Post-Nothing’から初めてください。’ポストうんたらかんたら’に捕われないものがそこにはあるのです。曲が増えたので当たり前ですが、1枚目の優れた曲’The Boys Are Leaving Town’や’Rockers East Vancouver’がリストから外れています。残念。でも、これはうれしい嘆きです。昔からアリーナクラスのポテンシャルを秘めていてたブラックキーズですら、その地味さ故に日本は失敗しているのです。必要以上にルックスが大事な地盤では、ジャパンドロイズはかなり難しかったはず。よく来てくれました。私はこういう純粋なインディバンドが大好き。最近なかなかいないのです。

レッドが暑い。部屋でのんびりしていた友達が雨が降るかもと駐車場で長靴を検討中していたので、私も合流してTシャツを着替えてリフレッシュ。結局、今年は1分たりとも長靴を履かないことに決めました。その後、レッドでやってたALT-Rを聞きながら麻婆豆腐ハーフ&ハーフ丼を食べる。ALT-Rはレディオヘッド系…という風の噂をキャッチしていたのでスルーしていたんだけど、違うと思いました。もっといい気がしました。十分観られたのに、ノーチェックでごめんなさい。ここで私はジャパンドロイズのサイン会に行きました。通常あまりサイン会等には行かないのですが、初日に岩盤でうっすら様子を聞いてみたところ、整理番号がまだ1桁だったもので…。せっかく来てくれたのにハケないのは悲しい思ったのと、持っていないEPがあったので参加することにしました。実際はライブ後だったこともあってか、私の貢献なしでもハケてくれたようです。ほっとひと安心。通り過ぎるついでに、グリーンのモニターでToeの最前を観ると誰もノっていません。朝から晩まで1バンドのために陣取ってるんですね。画面映りが悪くなるので、取って付けたようであっても耳を傾け、拍手をするのが礼儀だと思いますけどね。モッシュピットは各回総入れ替えにして問題ないと思います。

15:30 Yousui Inoue
単独では絶対になさそうなヒット曲三昧のセットリストのおかげで、かなり楽しめました。素晴らしかった。勝手な印象では自堕落な生活を送っていそうなのに(失礼)、艶のあるいい声をキープしています。彼の周囲に漂うまったりとした空気感も独特。モニターに、山バックの陽水さんが映る時が好きでした。濃いめ緑茶のように渋くて清々しかった。周りには’夢の中へ’の支持者が多かったのですが、私には’少年時代’がきました。あの場所、あの時間、そしてみんなの胸中にベストマッチだったように思います。刷り込みのように、みんなが口ずさめます。一言一言口にしてみて初めて、「あざむ」という動詞らしきものの意味がわからないことに気づきました。「想い出の後先」も深い。「宵かがり」も意味不明。それにも関わらず、類い稀な美しさ。「私の心は夏もよう」が好きです。去年か一昨年のホワイトで突然Grapevineのステージで歌っていて驚いたギターの長田進さんがいたことに、私は気づきませんでした。キーボードの方が気になりました。

17:30 Jack White
ソロなんて言ってバックバンドに馴染みの顔(パトリック、リトルジャック、ディーン)がいたりするんじゃないの…という一抹の不安を覚えながらも、アルバム音源以外はチェックなしで挑んだジャック・ホワイトです。バンドは男の日と女の日があるそうで、フジは女の日でした。ドラムにパワーがなくなるので、個人的には男が希望です。しかし、ジャック含むみんながブルーのパステルで統一した衣裳を着ていたのはよかった。他国で行われた男版のステージがいつもの黒革スタイルだった写真を見ていたし、黒赤白またはヴィンテージの木材の色のイメージしかないジャックがかわいらしい水色のギターを持っていましたから。遠目では儚げな女性バンドもカメラが寄れば、全然かわいくないし、お年もかなり召していることがわかって苦笑い。なにせ、ジャック・ホワイトなものですから。ステージ構成よりも驚いたのはセットリストでした。まさか他バンドの曲をやるとは思っていなかった。いや、どれもこれもジャックの曲だと言えばそうなんですけど、ジャックの完璧さを考えるとアルバムと誰かのカバーが妥当だと思っていたのです。しかも、終わりはなんと’Seven Nation Army’。何の文句もないけれ、せめて’Blunderbuss’は聴けると良かったです。バンドが男か女かによってできない曲とかあるかしら。もしくは、日本が飛ばされたホワストのラストツアーから’Icky Thump’でもやって欲しかった。また観るチャンスがあるといいです。何度観ても見飽きない。私の位置は無駄な人もたくさんいてきつきつだったので、カメラはリュックの中でした。やっぱりモッシュピットは総入れ替えでお願いします。

18:20 Explosions in The Sky
考えてみれば、ラストのAt The Drive-inと共にテキサン度が高かったホワイトステージ。ジャック後に駆けつけたエクスプロージョンズ・イン・ザ・スカイのステージにもテキサスフラッグがありました。インストなのに物語があるバンドです。あと、カントリー万歳アンプラグド万歳なあの土地でポストロックを追求してきたのは本当に偉い。途中からしか観られなかったので、激しく単独希望です。終盤の夕暮れ時にはホワイト一帯が微かなピンク色に染まりました。これが、今年のベストな光景。

19:30 Onda Vaga
トリが終わるまでは下には行かないと決めていたので、そのままアヴァロンへ。結構人がいました。アー写がおもしろい南米のバンドです。イケメンという噂もありました。きちんとバンドチェックをしていた友達がアルバムを買っていたし、時間もあったので後ろの方からを観る。オンダ・ヴァガです。南米系どうこうではなく、民族音楽は聴かない私です。しかし、南米特有の明るさというか、能天気な感じがとてもよかった。上手な日本語での「デイ・ドリーム・ビリーバー」のカバーがホロッと来ました。空気を読める人たちです。

まだ時間があるので、オレンジでご飯。気分だけ肉でシュラスコ丼を購入。とてもおいしく平らげたのですが、肉片を消化しない胃なもので、胃痛が起こりました。友達が同じ店で買ったブラジリアンのソーセージが、パンチの効いた絶妙なスパイス具合でおいしかったです。

22:10 At The Drive-in
オマーとセドを視界に入れることすら久しぶりです。お客は明らかに男性多め。全体数はグリーンに行く人で少なかっただろうけど、早い時間に前方に入ってしまったので把握していません。Driveとinの間がハイフンからテキサスマークに変わっているようです。私にとって、今年のフジのラストアクト。メンバー登場で前に詰まることはわかっています。そういう人にはするっと抜けてもらって、空いた空間で観るくらいの気合いの入れようです。余裕が大事。しかし、そこでいきなり前の男が右肩にかけていた折りたたみ椅子(大、たたんだ状態の筒の先端)が、そいつが跳ねるのに合わせて私の右ほお骨にぶつかりました。一瞬激痛。この時ばかりは久しぶりに死んでくれと思いました。ここ数年で大きい椅子の人が激増してますけど、どう転んでも暴れる層が多いバンドの前方にファミリーキャンプ気分で来ないでいただきたいです。出だしからそんな感じでしたので、オマーが明らかに幸せそうでなかったことくらいしか覚えていません。さらに、オマーもマーズヴォルタも観るのが好きだけど、スパルタ勢の方が好きかもしれないことに気づきました。ここに来て新発見です。持ち時間より15分くらい早く終わってしまったので、グリーンがまだやっている音がしました。

シルバーの車は蛾のターゲットであることがわかりました。みんなの通路側(つまり街灯に近い側)に停めるのも避けたいです。それから晴れだと、期間中場内1に置きっぱなしにして荷物置き場にしている車が真っ白になります。今回に限っては、月曜日の朝に例年通りの大雨に遭遇したので、月夜野に降りる間に自動的に洗車されました。いつもはあんな雨の中で3日間もライブを観ているんだと思うと、相当頭がおかしいなと思いました。雨が跳ねて道路が白く見えるレベルの雨ですからね。晴れはいいです。装備はしてきただろうとは言え、今年が初めてのフジだった人は本当に幸せです。私はとうとう苗場の神様に歓迎された気がしました。

あり得ないほど晴れ、暑かった今年の7月最終週。言うまでもなく、我が家のベランダで栽培している植物たちはフジ期間中に全滅いたしました。


Japandroids at Red Marquee


Jack White at Green Stage


Explosions in the Sky at White Stage


Onda Vaga at Gypsy Avalon

At The Drive-in at White Stage


At The Drive-in at White Stage

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My 3rd day was quite fantastic! Vancouver’s Japandroids packed their pure garage rock sprit into Red Marquee. Next, Japanese legend singer songwriter of our parents’ generation, Yousui Inoue blew our minds with all hits setlist. And Jack White. He appeared with the female band, in pale blue attires and same pale blue guitar and other instruments. I prefer boys band but that decoration which was completely different from White Stripes, Raconteurs, Dead Weather was astonishing. Surprisingly he played some old songs, and ‘Seven Nation Army’ closed his set. Can I have another opportunity to see him as solo? Jack White is the greatest all the time. So I’ll never get bored. The evening slot for Austinate Explosions in The Sky was beautiful, because White Stage area was tinted in slightly pink, and that matched beautifully with their cosmic type of clear sounds. I want to see them again. After the night fell, I saw Onda Vaga covering Japanese version of ‘Daydream Believer’ perfectly. They are nice band! I chose At The Drive-in of the 2nd biggest stage (instead of Radiohead) for the closing act this year. As I’ve heard the rumor, Omar didn’t look happy or enjoy to play in the band.

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