Spiritualized ‘Sweet Heart Sweet Light’

彼らにとってアルバムはアートではなく、商業製品であることをジャケを見る度に再認識します。毎回のことですがタイトル、そしてアー写がいい。お金も時間もかかっていなそうなのに印象的です。

‘Hey Jane’がアメリカっぽい。Tom Pettyっぽい。
そうなんです。今更過ぎではありますが、序盤のこの曲を聞いてジェイソンの声や歌い方がトム・ペティに似ていることに気づきました。弱々しい感じが特に。そして、そこに気づいたせいもあるのか、普段は機械的、科学的、人工的なものを想像しがちなスピリチュアライズドの曲に対して、青空や大地、土、風といった大自然を思いました。気温も日差しもちょうどいい、5月みたいな清々しさ。1曲が約9分、長い長い間奏も入っているのに、驚くほどあっという間に終わってしまいます。

前作発売前には死にかけていたと聞きましたが、今回も病気療養をしていたんですね。生死が近い人だからなのか’Little Girl’のような哀愁に満ちた演歌くさい曲もあります。かと思えば、サイケデリックで宇宙っぽく、インディらしさに満ちた’Get What You Deserve’みたいな曲もある。似たメロディの繰り返しの中に情熱的なボーカルが乗ったこの曲は、私の今作でのお気に入り。ライブで観られたら楽しいはず、美しいはず。

イントロ’Huh?’とラストの’So Long Your Pretty Thing’からは、ドボルザークに歌詞をつけた『遠き山に日は落ちて』という歌が浮かびました。この2曲の間に挟まった収録曲の静と動の配分が本当に素晴らしく、楽しい時辛い時にたとえ自分が何もしなくても時間は流れていくんだなと考えること然り。’Too Late’や’Life Is A Problem’のような子守唄タイプの曲も好きです。雷雨のような衝撃で破壊し尽くしながらも、オルゴールのような繊細な曲で自己修復作業をする。彼のライブとアルバムはいつもそんな印象です。あら、人生そのものってことかな?このスピリチュアライズドは前作よりもずっと軽やかな空気が流れています。娘さんの声もかわいいですね。

最後は余談ですが、勝手な想像の舞台はホワイトでした。

—–
The night slot of British Spiritualized will be my highlight of 2nd day of this year’s Fuji Rock. But in my very private opinion, the White Stage is the perfect place for him & co. Hey Jason, do you hate bugs, huh? You don’t have to allow Justice play under the starry sky (or rainy super bad condition). You deserve it!

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