The Black Keys ‘Brothers’

ここに来て突然5部門のグラミーノミネートを果たし、3つも受賞したザ・ブラック・キーズ。『Brothers』を聴いているけれど、遠い昔に私が発狂した彼らのライブほどの衝撃はない。なんでこのアルバムになって、そこまで大絶賛?という疑問の方がわく。

オハイオのアクロンという、本人たちも認めるクソ田舎の2人組はドラム&ギターのシンプル構成とは思えないライブ技量と唯我独尊的にブルース・ロックな楽曲が魅力。そして、DIYスピリットと(たぶん)素朴な雰囲気から、欧米豪ではデビュー当時から人気があった。レディオヘッドが前座のオファーをしたくらい。完全なミスマッチだったけど。それに、前にも書いたグラミー前にVWのエズラと一緒に出てたテレビでも、ポップでキャッチーで見た目もそれなりのVWと同じ量の楽曲がテレビCMに使われていることがわかった。見た目も楽曲も絶対に万人受けしないブラック・キーズがってすごいことじゃない?

『Brothers』は徹底的にミドルテンポで、一見シンプルに聴こえながらも実はかなり複雑な曲がほとんど。歳を取りながら成熟したんだな。’10 A.M Automatic’や’Set You Free’タイプの曲は皆無。というか、これまでのアルバムに入っていたタイプの曲がない。下手するとファンが遠のくかもしれない玄人向けのアルバム。なのに、ここまで受け入れられたのは、当たり前に内容はいいけど、特にアルバムタイトルのせいだと思うのです。

一時期はダンがソロ、パットが別バンドで活動していたこともあって、もうバンドの存続は危ういと思う時もあった。名プロデューサー、デンジャー・マウスを起用したのもバンドにネタがなくなったからだと言うメディアもあったし。だから2人が“兄弟”を掲げて戻ってきた時は、2人の意思表明を聞いた気がしてうれしかった。たぶん、たくさんのファンが同じことを感じたんじゃないかと思う。

日本で観られる可能性は限りなく0%。でもね、グラミー効果はすごいもので、今夏の北米ツアーのハコが格段とスケールアップしてるらしいのです。モントリオール人の嘆きで知ったんだけど、今まではロックバンドがやるライブハウスだったのに、今回はなんとサントル・ベル。つまりモントリオール・カナディアンズのホーム、ということはKings of Leonがやったとこ。すごいなー。

アカデミー賞を観なくなって久しい私。スカーレット・ヨハンソンのドレスが最高に変だったけど、ヘアスタイルは素敵だなと思った。アカデミー賞の日にグラミーを取った人たちのCDを聴いていた人。’She’s Long Gone’いいな。スリーブを引っ張り出した時に、そのポスターみたいに素晴らしい出来映えに驚いた。これはアナログも買った方がいいな。ザ・キーズ(ってアメリカでは呼ばれてるけど)の音楽はそういうタイプ。

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When I saw them first time, I couldn’t see almost anything. At the night slot of the festival, crowded, and huge amount of dust. Austinate, you know what I mean? But I could catch the band’s massive guitar/drum tunes, brilliant voice, blues rock spirit, and knew they are duo. It was hard to believe they were making that noise only by two guys. They looked so perfect. So I could hardly believe Dan and Pat spent separately for a while. So ‘Brothers’ grabs people’s heart. For me, every song is just they are as usual. They are getting old and growing mature. But they are back as brothers, and never be apart.
Congrats for winning 3 Grammys! Every one has known you’re worth since early times.

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♪She’s Long Gone

One thought on “The Black Keys ‘Brothers’

  1. […] 『Mojo』は彼らの12枚目のアルバム。トムのソロ名義とか別名義作を含めればもっと多くなる。なのに、このクリエイティビティを保っているところがすごい。ゆったりしたカントリー、ブルースを中心に、目が覚めるようなギターが聴こえるブルース・ロック。そうそう。’I Should Have Known It’が最高ですよ。流れ始めた頃は、イントロが聴こえると前にメモしたブラック・キーズの新譜からの曲だと勘違いすること数回。違うよ、トム・ペティだと思い直す度に「若い」と感じた。トムのボーカルもいきいきしてる。 […]

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