Tegan and Sara at Daikanyama Unit

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たったひと言の挨拶で、前回2006年の来日時に激怒してステージから去ったのがサラだったことを確信しました。ステージ上では左がティーガン、右がサラをキープしているのもわかりやすくて助かります。

さてさて、昨夜は代官山もユニットも最近来ないな~程度の記憶で2006年以来のティーガン・アンド・サラでした。8年前も観た友達が覚えていたのは、自分が大好きな曲’Walking with A Ghost’をやってくれたということだけ。私が覚えているのは、前座が髭だったこととサラの本気の怒りのシーンだけ。8年は長い。ただ、驚いたことに、このバンドはこの長い時間に日本でのファン数をアストロがらがら~からユニットをそれなりに埋めるくらいまで広げていました。時代の変化にいい具合に乗って、自分達の音楽の幅を広げた感があります。長い間、ニール・ヤングの秘蔵っ子というラベルが付いた、アコギを抱えた一卵性双生児によるオルタナというイメージが強かったティーガンとサラ。それが、いつの間にやらバックバンドを変え、エレクトロの要素が加わり、感情表現に磨きがかかって、おまけにパーティソングまでイケるようになっています。しかも、遺伝子レベルまで一緒ならでは?な抜群のコーラスワークと他のどのバンドにも見ない絶品メロディを残したまま。

とてもいいライブでした。倍増したお客さんはおおかた’The Con’以降を聴いている気がしましたが、初期の曲にも喜んでいたので、人気を盛り返したきっかけを特定することはできませんでした。が、1曲目からお客さんの反応がとにかくよかった。彼女たちも日本特有の静寂、しかも唯一ナノムゲンで味わえる“完全アウェイ”を知った後だったからか、この日のノリの良さは喜んでもらえたみたいです。’Back in Your Head’のサビではティーガンが耳に手を当てて「歌って~!」の合図。お客さんは完璧に返せてましたね。続く’The Con’。ティーガンが話した通り、ちょっと落ちてる雰囲気がいいアルバムです。身を切られるような感じ。ティーガン・アンド・サラには少なめなアップテンポ曲なこともあって、ファンが多いみたい。聴けてうれしかったです。その後の’Walking with A Ghost’までは初期を楽しんだ感じ。このイントロはいつ聴いても痺れます。

だけど、今回一番印象的だったのは、I Was A Fool以降でした。昔は標準的な素朴なカナダ人風だったバックバンドが、黒ずくめのイケてる職人軍団にチェンジ。この人たちによって、双子は楽器を持たずに歌うだけの時間が増えただけでなく、格段とライブに厚みが増し、メインストリーム感が出ています。今までにないタイプの’Now I’m All Messed Up’ではゾクゾクしました。 ‘Alligator’まではこうした新しい側面をひたすら堪能。アルバムを聴くだけでは軽い曲なんですが、ライブではものすごい低音の聴きっぷりで気持ちいいです。これは、ぜひ一度体験して欲しいです。相変わらずキマッたボブヘアで、歌っている姿は同性でもストレートでも惚れ惚れしました。特にサラ。

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ね?

この辺りからはおしゃべりタイムが長くなり始めまして、マネージャーに日本に行けない理由を聞いたら「Tatooがダメ」とか毎回違うこと返されたとか言ってました。「ほら、私たち、スリーブタトゥだから」って、いやいやそんなこと理由じゃないですよ。左腕1本真っ黒なメイヤー様が何度も来ていらっしゃるんですから、ね~。「カナダの人いる~?」「モントリオールの人いる~?」と声をかけたら「ノバスコシア!」と返事が来て、ティーガンコメントつけずに爆笑してました。カナダの右端だからじゃないけど、その気持ちはな~んとなくわかります。

「今日はあと2曲」「えー」「なんだけど、本当は5曲あるの。アンコールで3曲。だから拍手してね」とか、いい歳した男のバンドメンバーをフロントに引きずり出して変なダンスをさせ、「カークダンス」とか、今回はずっと雰囲気がよくてゲラゲラ笑ってしまいました。外国人多めなこともあってか客もだんだんノリ始め、自分が聴きたい曲を延々と叫んでましたね。人気曲の’Nineteen’についてはわかったわよ~という感じであのサビだけをアカペラで歌ってくれて、「ほらここだけ聴ければいいんでしょ、アハッ」と鼻であしらう姿に笑いました。

最後は既にキメ曲となっているらしい’Closer’で終わり。この時はミラーボールが回って、みんなジャンプジャンプで弾けました。気持ちよかった。アンコールのラストは、前回「カバー曲をやるために14時間も飛行機に乗ってきた訳じゃないのよ!!!」と文句言ったくせにあっさりカバーで終了。まさか、今回の尽力者であるアジカンのカバーなんてしないよねとこっそりドキドキしたのは、私だけではなかったようです。ごめん、曲知らない。できれば’Floorplan’も聴きたかったけど、次回を楽しみにします。

それにしてもアジカンってすごいなと思いました。名がある海外バンドが好意で呼ばれて完全アウェイを味わうはめになることで知られたアジカンフェスに、まさか行くことになったりしないよねと冷や冷やしていたのは事実です。ですが、アフターパーティの名の元、単独までやってもらえたおかげで行かずに済みました。余計な呼び方しないで思っているのは確かですが、考えてみればたかが日本の一バンドが海外バンドを呼んでイベントをやっちゃうなんてすごいこと。本当にすごいと思います。

とりあえず、私は音楽的僻地である日本在住の分際で、ギリギリとか当日券を買うなどという愚行は止めようと思いました。今回は出席必須の会議がギリギリまで決まらなかったため、買わずにいたんです。事前にある程度はけないと、飛行機に乗る前にサクっとキャンセルが決まります。昨今はそんなものです。

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Setlistは拾い物
Goodbye, Goodbye
I Couldn’t Be Your Friend
Back in Your Head
The Con
Walking with A Ghost
Monday Monday Monday
On Directing
I Know I Know I Know
I’m Not Your Hero
I Was A Fool
Now I’m All Messed Up
Sentimental Tune
Alligator
Living Room
Shock to Your System
How Come You Don’t Want Me
Drove Me Wild
Closer
(encore)
Call It Off
Dark Come Soon
Let My Love Open The Door (Pete Townshend cover)

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First time since 2006! Tegan and Sara finally came back to Japan! The band was invited by Japanese popular rock band, Asian Kanfu Generation. I don’t know how they know each other but anyway it’s really good to see them live in Japan. Last time was at small Harajuku venue for indie rock band, but this time they were booked for bigger place. To be honest with you, I’m not sure how this Canadian band expanded its fan base here in Japan during eight year silence. It was so long. But okay, let’s move on. I know the twins are good performers from very beginning. But after more than 10 years in the business, they’ve changed the style from acoustic & alternative to more heavy & electoro. I presume that happened because of new support members. Sometimes I even felt stadium rock from them and found this new formation is working great! Love old songs like ‘Back in Your Head’ (incredible sing along happened!), ‘The Con’ (big fan of this song), ‘Walking with A Ghost’ (forever cool guitar intro) and new stuffs such as ‘Now I’m All Messed Up’’ (brilliant!), ‘Alligator’ (very sophisticated), and ‘Closer’ (Just stunning!) too. They closed the encore with Pete Townshend cover. I still remember very well that eight years ago Sara shouted ‘we didn’t come here by fourteen hour flight to play cover song !!!’ and got off the stage. But I promise you I’ll keep this secret because they promised us to come back sooner this time!